子ども医学部
マメ知識

   だいじなおはなしです。
よくよんでくださいね!

身体に入れない
ウイルスが体に入ってこないのが一番良い。
でもね、私たちの周りには細菌やウイルスがいっぱいいる。
ドアのとってにも、電車のつり革にも。トイレの水道のじゃぐちにも。空中にだってたくさん浮いている。だから完全に無くすことはできないんだ。

でもね、減らすことは出来る。少しでも身体に入れないようにしよう。口の中の敵を減らすのはうがい。口や目に入らないようにするためには手洗い。これはやれるね。


まわりに広がらないように
自分が病気になるのは嫌だけど、もしも自分の身体にウイルスが入ってきたらどうする?。熱が出たり、咳が出たり、病気になったらもちろんおうちで寝たり、病院に行ったりしないといけない。

でもね、今はなんともなくても、ひょっとしたらもう身体に入って、少しずつ増えてきているかもしれないんだ。

もしもそうだったらどうしよう。自分の身体を大事にすることは何より大切だけれど、家族や近所の人にうつすこともさけなくちゃいけない。どうしたら良いだろう。マスクをすること。いろんなところを触る前に手を洗うこと。周りの人とベタベタしないこと。これも出来るよね。

でもね、マスクをしていると息苦しかったり、暑かったりするよね。苦しい時はマスクを外そう。人があまりいないところや、外でもマスクを外そう。大丈夫だよ。

薬や予防接種
敵をやっつける武器があると良い。病気には薬だ。ウイルスにはワクチンという予防接種もある。

新型コロナに効く薬も 今いっしょうけんめい開発中。そうすると、もっと自由に友達と遊んだり運動出来たりするようになるね。


健康でいる
毎日、私たちの体には細菌やウイルスが入り込んできている。ても、どうして病気にならないんだろう。

それはね、私たちのからだが免疫の力で敵をはね返しているからなんだ、ご飯をなんでもよく食べて、早寝早起きをして、運動をする。規則正しい生活が、病気に勝つ最大の武器かもしれない。


みんなが幸せになる
新型コロナウイルスのニュースをたくさん聞くからこわくなるね。それに絶対うつりたくない。

でもね、今うつって困っている人達もみんなそう思っていたんだ。近づきすぎないようにしておくことは大切だけれど、病気になったのはそのひとたちのせいじゃない。なおったらみんなと同じでなにもかわらない。

仲良くしてあげてね。せめたり、仲間はずれにしちゃいけない。その人達も一緒に、みんなで幸せにならなくちゃ。



   がんばっているみんなへ、大切なお願い

 日本小児科学会/日本子ども虐待防止学会/日本子ども虐待医学会:共同発表 *抜粋転載
もしかしたら、ずっとがまんしてきて、みんなも、みんなの家族も、ときどきイライラしているかもしれないね。
でも、それはけっしてみんなや家族が悪いわけではないよ。新型コロナウイルスのせいだよね。
でも、もし、みんなの家族のイライラが強すぎて、みんなが困ってしまったら、ひとりで悩まないで、誰かに相談しようね。

もし、おとなのひとからたたかれたり、ご飯をもらえなかったりして、みんなが「こわい」とか「苦しい」とか感じたら「189」に電話して。
そうすれば児童相談所というところにつながるよ。そこはね、子どもを守ったり、助けてくれるところだよ。そこの人にお話ししてね。

それから、とてもざんねんなんだけど、もし、移ってしまったみんなのお友だちやその家族がいても、その人たちをぜったいに責めないで。
その人たちはぜんぜん悪くないし、治って帰ってくれば、元気になって元どおりだよ。
そのときはやさしくしてあげようね。



  ご家庭の方へ
Dr.ブンブンでは、幼い子どもたちの動画視聴を推進しているわけではありません。
幼児や低学年のお子さんは、ご両親と一緒や、時間を決めての視聴をお楽しみください。

  こちらもご参考に
日本医師会 健康ぷらざ No.547 [2021.10.5 発行版]
  新型コロナ禍の子どものストレス